
昨年末に江東区内の小学校家庭科の授業にて「整理整とん」の授業を行いました。私が子供の頃はなかった単元ですが、15年ほど前に扱われるようになったそうです。
小学5年生~家庭科授業
昨年末、江東区の小学5年生の家庭科の授業に初めて登壇いたしました。
「整理整とん」の授業を整理収納アドバイザーが担う機会を得ています。
私の担当した学校では、2時間の授業時間をいただくことになりました。
私にとって、初めての授業。
「楽しく整理整とんを学び、生活に取り入れる」ことを観点にして
授業準備を行いました。
授業を退屈せずに聞いてくれるだろうかと若干不安ではありましたが、
積極的に参加をしてくれました。
想像以上に自分の意見や気持ちを伝えることが上手。日頃からプレゼンに
慣れているのだと思いました。
はじめに問いかけたことは、
「みんな整理整とんって好き?それとも・・・」という質問です。
「面倒くさいーー」
「やってもすぐに散らかるから無駄」
「全部捨てたくなる」
想定通りの声がたくさん聞けました。圧倒的多数派が、ネガティブ意見でした。
少数派(各クラス2~3名)は、「片づけると気分が良い」「スッキリしている空間が好き」などと
話してくれました。
でも、みんな口を揃えて話してくれたことは、
「スッキリして片付いた空間、きれいな場所は大好き・心地よい」と感じていることです。
整理の大切さ
物があふれる時代だからこそ、必要なものを見極めて管理する力が求められています。
簡単にモノが手に入る時代、デジタル化が進む中で、情報の整理も重要になっています。
整理整とんの言葉の意味はなんとなく知っているけれど、
言葉の定義についてもお話をしました。
整理とは、必要なモノと不必要なモノを分けること
整とんとは、必要なモノを使いやすい場所に置くこと
実践編~お道具箱の整理整とん
2時間目では、実践編として、お道具箱の整理整とんを行いました。
インプットとアウトプットは、セットにして体験することが大切です。
まずはお道具箱の中の整理から。
タブレットで片づける前のビフォー写真も撮影してもらい、記録します。
(みんなサクっと使いこなしてスゴイ!)
お道具箱の中に乱雑に文房具が入っていたり、ぐちゃぐちゃになったプリント類、
紙の切れ端など整理。不要なプリント類で10センチほどの山になる子も!!
そして、整とんでは、事前に準備していただいた牛乳パックのお手製仕切りを活用しました。
仕切り箱の中に文房具を分類したり、お道具箱の中でもよく使うモノを手前に入れたりと
各自で工夫していました。
お道具箱ビフォーアフター
お道具箱のビフォーアフターが完成しました。
整理して不要なモノを取り除き、スペースが空いて喜びの声。
すぐに使いたいモノが取り出せて、それぞれのモノの住所が決まりました。
自分で選び抜いて、自分でモノの住所を決める!
各自が自分で決めたことがとても大事です。








さいごに
整理整とんに終わりはありません。
モノの見直しは、定期的に続けることが大切です。
要不要を見極めて、モノを大切に扱う、自己管理できる、
「自分で決めること」決断力は生きていく上でも必要なチカラです。
先生・親に言われたから、ではなく、自分で決める力・主体性を整理整とんを通して
身に付けていただきたいです。
子どもたちのキラキラした眼差し、楽しく取り組む姿を見せていただき、
私も元気をいっぱいいただきました。



とくに先生方には、より興味をもって聴いていただきました。
先生は家事育児をしながら、お仕事に励んでくださっています。
時間を効率的に活用する整理収納、お伝えしたいです。
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