クローゼットを見直したら“今の自分”が見えてきた話

たにつ季節の変わり目。
クローゼットはパンパンなのに、「着る服がない」
そんな経験、ありませんか?
江東区文化センターでの講座、
5回目の今回は“クローゼット編”。
テーマは「今の自分に合う服とは?」。
ワークを通して、自分らしさや心地よさを一緒に見つめていきました。
「今の私」に合う服ってなんだろう?
ワークでは、みなさんの言葉が印象的でした。
「周りから浮かない、調和する服が落ち着く」
「リラックスできる服」
「きちんと感が出る服が好き」
それぞれの“今”の気持ちが、服選びにそのまま表れていました。
服を選ぶことは、
自分がどんな毎日を過ごしたいかを考えることでもあります。
「昔は似合っていたけど、今はしっくりこない」
「たくさん服もっているけど、着る服は限られているのよね、箪笥の肥やし」
そんな声に、みなさんうなずきながら笑顔に。
クローゼットの中には、400着⁉
「ところで、みなさん何着くらい持っていますか?」
の問いには、会場がざわざわ。
「えっと…400着以上あります!」
「すごい!」と驚きの声が上がり、
笑いと共感があふれる時間になりました。
着ないのに捨てられない“へんな感覚”
そのあと、ある受講者さんがこんなお話をしてくれました。
「もう着ないってわかってるのに、肩パッド付きのスーツを圧縮して取ってあるんです」
その言葉に、「え!!でも、気持ちはわかる〜!」とうなずき合い。
着ないのに、捨てるのが惜しい。
頭ではもう要らないとわかっているのに、なぜか手放せない。
そんな“へんな感覚”、ありますよね。
でも、クローゼットという空間は、使うものを優先的に入れる場所。
そう考えてみると、
「そろそろ見切りをつけてもいいかな」と思えるかもしれません。
思い出のモノの話で大爆笑!
そこから話題は、“思い出のモノ”へ。
「子どもの教科書や絵の具、リコーダーが捨てられなくて…」と話す方に、
「お子さんは今おいくつですか?」と聞くと、
「40歳です」
一瞬の静けさのあと、会場は大爆笑!
「本人に聞いてみたら?」
「お子さんへ送りつけたら?」
受講者同士で笑いながらアドバイスし合う姿に、
あたたかい空気が広がりました。
まずは、お子様へ一報することになりました。
笑いながら手放すヒントを見つける
“捨てられない”のは、
思い出を大切にしたい気持ちがあるから。
でも、「持っている=大切にしている」ではないんですよね。
しまい込んだまま、存在すら忘れてしまっているものもあるかもしれません。
誰かと話したり、見返したりすることで、
「今の私にとって本当に大切なのは何か」が見えてきます。
その気づきが、少しずつ心の整理につながっていくのだと思います。
古着DEワクチンを活用して手放した、という実践談も出て、
「誰かの役に立つなら手放せそう」と前向きな声もありました。
クローゼットを整えることは、
“今の自分を大切にすること”。
服を通して、自分の変化を受け入れ、
心まで軽くなるような時間になりました。



そして次回はいよいよ最終回です。
それまでに、みなさんもクローゼットの整理収納を少しずつ進めてみてくださいね。
お気に入りの服だけが並ぶクローゼットで、新しい季節を気持ちよく迎えましょう








